色々な出来事

僕が遭遇した出来事を書きます

戦慄!隣の席には・・・

突然ですが、皆さんは僕が以前このブログでお話しした心霊体験を憶えていますか?

憶えていない方は下の記事を参照してください。

 

vsmegane.hatenablog.com

 

あの話をブログに綴った後、僕は正直「あの出来事は夢だったんじゃないか?」なんて思うようになっていました。ましてや、再びあのような恐怖体験をするなんて想像もしていなかったのです・・・・・・。今日はそんな僕が再び恐怖のどん底に叩き落される話をしたいと思います。

 

先日、僕は友人と食堂でご飯を食べていました。もちろん、食堂での心霊体験の事は気がかりではありましたが、ビビってばかりもいられません。

その日の食堂は混雑していましたが、ピークを越えると徐々に空席がでてきました。僕の隣の席に座っていた人も席をたったので、僕は床に置いていた自分のカバンを隣の席に置こうかなと思いました。ですが、結局その時の僕はなんとなくそうしませんでした。

 

この判断が、あんな恐ろしい事態を招こうとは・・・・・・。

 

結局、僕がカバンを置かなかった隣の席はすぐに、別の人が座りました。

ですが、僕たちはその人が座ってすぐに気づきました。どうにも様子がおかしいのです。よく耳を澄ますと、僕の隣に座ったその人はずっと独り言を言っているのです。

それとなく、隣人の顔に視線をやった僕たちは絶句しました。

 

僕たちの視線の先には見覚えのある顔。そう、以前僕たちを戦慄させたあの男だったのです。

 

あの日から、ずっと取り憑かれてしまっていた!!?そう思いました。

ところが、男は僕たちの方を全く見ようとしません。自分の前に焼きそばとビビンバを並べることに集中しています。そう、男は僕たちのことを認識していないのです。全くの偶然。全くの偶然で再び僕たちの前に姿を現したのです。男は僕たちを認識していなくとも、僕たちからしてみれば忘れたくても忘れられない顔です。困惑しました。困惑し過ぎて、いっそのことこっちから話しかけてみようかとも思いました。

思い悩む僕たちをよそに、男は焼きそばを食べ始めました。男が焼きそばを食べ終えるまでの間、僕たちは何もできませんでした。

その後、男はビビンバを手に席をたちました。席には男の食べた焼きそばの容器や袋が残されたまま。つまり男は必ず戻ってくる。僕たちはそう確信していました。しかし、待てども男は一向に戻ってこないのです。そんな時、友人が言いました。

 

「神隠し。」

 

僕はもう何が何だか分からなくなりました。ただでさえ、不可解な存在である男が、不可解な現象である神隠しに遭う。しかも、ビビンバも一緒に。

不可解と不可解が重なり合って、さらにそこにビビンバも加わるとなれば、凡人の僕に理解できることなんて一つもありません。

 

こうして結局、僕たちは二度目の遭遇でも男の正体が何なのか分かりませんでした。ただの「時に他人の昼食に飛び入り参加し、時に一人で昼食を楽しむ事をライフワークとしている者」だったのでしょうか?

僕にはどうもそうは思えません。最後にビビンバと共に消え去ったことも考えると、この世の者ではないのではないか?なんて考えてしまいます。

この食堂ができる以前、ここは墓地だった。そして、神隠しが起こりやすい土地でもある。そんな疑念が膨らむばかりです。